複数人が協力して課題を達成するとき,各個人は自身の貢献度を過大に見積もるため,適切な推定を行うことが難しい.本研究では,2人が1つのシークバーを操作して自身や他者の貢献度を推定するタスクを行い,操作感覚の共有が推定に対して影響があるのか調査した.その結果,操作感覚の共有は貢献度を推定するのに影響を与えなかった一方で,自身の想定通り操作ができなかった場合,他者の意思を過剰に推定した.
橋浦 健太(明治大学)、神山 洋一(シードルインタラクションデザイン株式会社)、犬飼 佳吾(明治学院大学)、渡邊 恵太(明治大学). コントローラの操作感覚の共有が共同運動主体感に与える影響. 第28回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集 (VRSJ2023). September 2023