本研究では,Pseudo-Haptics(疑似触覚)の一つとしてVR 空間内で仮想物体に触れた際にハンドモデルが変形により仮想物体への硬さを疑似的に知覚すること目的とする.本実験では,実験参加者が変形度合いが異なる3 種類のハンドモデルを用いて仮想物体に触れ,硬さの知覚に影響があるかどうかを調査した.実験の結果,変形するハンドモデルが硬さを明確に知覚させることはできなかったが,硬さの疑似触覚を知覚させる可能性を示した.
森本 浩輔, 渡邊 恵太, ハンドモデルの指先変形を用いて硬さを表現する疑似触覚の提案. インタラクション2023論文集© 情報処理学会 2023.p307-310