VRやARで用いられる空間型UIでは,既存のハードウェアのインタフェース,もしくは物理現象のメタファが広く用いられている.メタファの活用にはインタフェースの挙動に対する適切なメンタルモデルを構築しやすくなり,正確な操作が期待できるというメリットがある.一方,物理現象をメタファとして用いるとその挙動に縛られ,デジタル空間であることの利点を十分に活かすことができない.また,視覚的表現を行わない操作メタファにはメンタルモデルを構築しづらいという問題がある.本研究ではUIのメタファにシャボン玉を用いることで,操作時の挙動に対するメンタルモデルを構築しやすく正確な操作が期待できる手法 Bubble-UIを提案する.
小野源太, 森本浩輔, 安中勇貴, 橋浦健太, 渡邊恵大. Bubble-UI: シャボン玉をメタファに用いた空間UIシステム. インタラクション2024予稿集, Vol. 2024, pp. 340-342, Mar. 2024.