ファブリケーション技術の進歩に伴い,フードプリント技術が登場し始めた.フードプリント技術が進歩する一方で,フードプリンタを日常生活でどのように使うかという議論があまりされていない.そこで本研究では朝食を中心とした利用シーンに焦点を当て,朝食を通じて食生活を改善・向上を目指すフードプリンタCeresを提案する.本論文では,CeresとCeres専用のモデリングソフトウェアCookCadの試作を通じ,日常生活におけるフードプリンタの可能性とシステムの課題,そしてデジタルファブリケーション時代における料理像について議論する.
大内泰良, 尾高陽太, 鈴木涼太, 神山洋一, 住朋享, 西條瞳, 吉村佳純, 金子翔麻, 片倉翔平, 高田一真, 高瀬理奈, 渡邊恵太. Ceres:朝の生活で利用するフードプリンタの提案と試作. 第22回一般社団法人情報処理学会シンポジウム (IPSJ Interaction2018). pp415-416.