本研究ではスマートフォンやタブレット端末において,加速度センサ,照度センサ,カメラなどのセンサ情報を利用したインタラクティブな質感表現手法LiveSurfaceを提案する.LiveSurfaceは手に持ったスマートフォンのテクスチャがキラキラ,ピカピカ,ざらざらしているような表現を手の動きに応じて実現する.これにより,現実世界のプロダクトを手に持って得られるような表面反射をコンピュータ・グラフィック上でも実現することができる.そのため,手に持って利用するデバイスやウェアラブルデバイスのデザインやUIへの広い応用が期待できる.本論文ではその試作からシステムについて考察し今後の課題について議論する.
小渕豊, 渡邊恵太. LiveSurface:センサ情報を利用したインタラクティブな質感表現手法. 第19回一般社団法人情報処理学会シンポジウム (IPSJ Interaction2015). pp682-683.