ビデオゲーム内のアバタはプレイヤのデジタルな存在を表し,その外見はゲームによって異なる.研究における自作ビデオゲームのアバタはしばしば抽象的で簡素化されており,プレイヤの体験やモチベーションに悪影響を及ぼす可能性がある.一方,市販のビデオゲームの詳細に作り込まれたアバタはプレイヤの意思決定に影響を与えることがある.本研究では,ビデオゲーム内のアバタの抽象度に着目し,抽象度が異なる人型アバタを用いて,それらがプレイヤのゲーム体験にどのような影響を及ぼすか調査する.また,その結果から,それぞれのアバタがどの程度ビデオゲームを用いた研究に適用可能か考察する.
飯田 和也, 渡邊 恵太. 異なる抽象度のビデオゲームアバタがプレイヤに与える影響の調査と各アバタの研究適用可能性の分析. インタラクション2024予稿集, Vol. 2024, pp. 302-307, Mar. 2024.