本研究では写真に撮られた可能性を検知し写真をその場で共有するシステムSharetterを提案する. 写真は写っているのは自分だが, 持っているのは他人である所有や肖像の帰属の矛盾がある. そのため, 写真は撮影者に権利があるのか, 被写体に権利があるかの問題, 肖像権の問題や, 盗撮が問題になることがある. そこでShatterは,撮影時に周辺の被写体に写真を撮られた可能性があることを即座に通知し,かつその撮影写真を共有する. これにより周辺の人が自分が写真に撮られたこと知ることが可能になる.またすぐに撮影者の撮影した写真を得ることがでる.本論文ではShatterの試作を通じ, 実際に使用しての考察および議論を行う.
高田一真, 渡邊恵太. Sharetter : Bluetooth電波を利用した被写検知の検討と試作. 第20回一般社団法人情報処理学会シンポジウム (IPSJ Interaction2016). pp674-677.