タスクをしながら頭に思い浮かんだことを語るシンクアラウド法では,ユーザの心理プロセスを知ることができる.一方でタスク中の言語化は負担が大きく,ユーザによって語句の差が出ることがあり,データの収集とその評価が難しい.そこで「あ」だけで心理プロセスを表現し,声の大きさやイントネーションで心理プロセスを評価する「あアラウド法」を提案する.本研究ではゲームをタスクとした実験を行い,実験手法としての有用性や得られる心理プロセスを示す.
川島拓也, 渡邊恵太. あアラウド法:体験中の心理プロセスを「あ」の音声情報で評価する手法の提案と検証. エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2022論文集. pp.178-183. August 2022