VR 空間において,実世界の身体と仮想身体の姿が、必ずしも一致しているとは限らない.そのため,実世界の身体を操作するように仮想身体を扱うと,仮想身体の動きに対して不一致を感じる.そこで,仮想身体の動きに慣れ,仮想身体を適切に扱う準備を行う必要がある.本研究では適切な仮想身体の知覚を獲得するための汎用的な準備運動として,VR 体操を提案する.VR体操はHMD内のインストラクタの指示のもと,BGM に合わせて身体を動かす体操である.
下谷航希, 渡邊恵太. VR体操:VR仮想身体への一体感を得るための準備動作儀式の検討. インタラクション2020論文集 © 情報処理学会 2020