VR 体験における触力覚刺激を提示する手法として,pseudo-haptics を用いたアプローチは有効である.psuedo-haptics を誘発する視覚的変化として,バーチャルハンドの色変化は有効であるが,既存手法における色変化速度はユーザの動作にかかわらず一定であった.本研究では,持ち上げ動作に連動してバーチャルハンドの色が段階的に変化するシステムを構築し,色変化速度の操作を用いた新たな重量知覚提示手法を提案した.調査の結果,バーチャルハンドの色変化速度がユーザの重量知覚に有意な影響を与える可能性を示した.今後,色変化速度と重量知覚の関係における閾値の定量化,持ち上げ動作を伴う VR 体験へのシステム導入を試み,新たな重量知覚提示手法としての有用性を検証する.
神谷 翔,森本 浩輔,渡邊 恵太. 持ち上げ動作時のバーチャルハンドの色変化を用いた重量錯覚提示手法. WISS2025予稿集