メンタルタスクベースのブレインコンピュータインタフェース（MT-BCI）は，メンタルイメージを用いて外部機器を制御できる．ユーザはメンタルイメージを通じて，特定の脳波パターンを安定して生成する必要がある．しかし，人間のイメージの制御と，それを行動に変換する方法については，まだ一般化や定式化が十分に行われていない．脳波の利用が人にとってどのような利点をもたらすのかを明らかにするために，人間のメンタルイメージの特性を活かした，BCI 技術の開発，設計する必要がある．本研究では，オノマトペを用いた脳波制御手法により，実現可能なインタラクションとその応用可能性について検討する．この手法により，人間中心のインタラクションが可能になり，BCI 技術を用いたインタフェース設計に発展する可能性がある．