疑似触覚を用いたフィードバックとして最適なバーチャルハンドの指関節変形角度の調査

疑似触覚を用いたフィードバックとして最適なバーチャルハンドの指関節変形角度の調査

疑似触覚を用いたフィードバックとして最適なバーチャルハンドの指関節変形角度の調査

著者
林 大智
森本 浩輔
渡邊 恵太
学会名
バーチャルリアリティ学会(VRSJ)
発表年
2024年
発表形式
デモ・ポスター発表

概要

VR空間では物理的な制約がないため、ユーザのバーチャルボディやオブジェクトの形状を自由に表現できる。物理世界では人間の手の構造上、指の第一関節に曲げる限度があるが、VR空間ではその限界を超えた曲げ表現が可能である。我々は、VR 空間内でのオブジェクト接触時に指の第一・第二関節を無制限に曲げるシステムを提案した。その実験においてユーザはオブジェクトを押し込んでいる際、オブジェクトとの接触感を錯覚した。また、この錯覚の起こりやすさは指関節変形の大きさと関係している可能性が示唆された。本実験では、その仮説の検証のため、上下法を用い最も疑似触覚を起こしやすい指関節の変形角度の大きさを導出した。

論文情報

林 大智, 森本 浩輔, 渡邊 恵太. 疑似触覚を用いたフィードバックとして最適なバーチャルハンドの指関節変形角度の調査. 第29回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集 (VRSJ2024).