立体感や奥行き感,質感などで擬似触覚を提示するシステム「VisualHaptics」がある.我々は様々な条件でVisualHapticsを体験しているときに,自分が操作していなくてもカーソルと自分の手の動きが一致していれば,擬似触覚を感じることを発見した.そこで本研究では,能動的にマウスを操作する条件と受動的に手が動かされる条件でVisualHaptics を体験し,それらの体験の違いを調べる.本稿では,能動操作の擬似触覚と受動操作の擬似触覚の違いを調べた簡易的な実験の内容と結果についてまとめる.
松本英資, 安中勇貴, 山岸丈留, 相澤裕貴, 渡邊恵太. VisualHapticsを用いた受動操作における疑似触覚生起の検証. インタラクション2022論文集© 情報処理学会 2022.pp176 - 179