複数のカーソルの中からマウスと同じ動きのカーソルを探索するダミーカーソル実験がある.この実験で,見た目や形が同じカーソルであっても,動きによって自身のカーソルを発見できることを明らかにした.このときダミーカーソルの動きは,事前に記録した人間の操作するカーソルの動きを再現したものだった.一方,コンピュータアルゴリズムによるダミーカーソルアルゴリズムを使用した実験では,人間の記録を再生したダミーカーソルを用いた実験よりも,自身のカーソル発見成功率が低下した.そこで本研究では,ダミーカーソルアルゴリズムによって,自身のカーソル発見成功率に及ぼす影響を調査する.
相澤裕貴, 渡邊恵太, ダミーカーソルアルゴリズムがもたらす自身のカーソル発見への影響調査. 第184回ヒューマンコンピュータインタラクション研究発表会.