スマートフォンを公共の場で使用する機会が増え,それに比例して他者から操作する姿を見られる機会も増加した.そのとき他者からスマートフォンの画面を隠していても,第三者にジェスチャで操作しているアプリケーションが特定されてしまう.そこで我々はユーザのプライバシーを守る「行為を隠すジェスチャデザイン」を提案する.本稿では,様々なアプリケーションのジェスチャを分析し,その結果を踏まえて一例としてメモをしているように見えるゲームアプリケーションの作成を試みた.
相澤裕貴, 小松孝徳, 渡邊恵太. スマートフォンにおける行為を隠すジェスチャデザインの検討. 第22回一般社団法人情報処理学会シンポジウム (IPSJ Interaction2018). pp1024-1029.