渡邊恵太研究室 Interaction Design Laboratory

プロテウス効果の訓練・評価簡略化のための最後通牒ゲーム利用検証

プロテウス効果の訓練・評価簡略化のための最後通牒ゲーム利用検証

プロテウス効果の訓練・評価簡略化のための最後通牒ゲーム利用検証

著者
髙山 英里
岡本 修飛
大塚 拓海
望月 崇広
小野 源太
森本 浩輔
橋浦 健太
渡邊 恵太
発表年

概要

仮想​空間で​使用する​アバターの​外見に​よって,​性格や​行動に​変容が​起きる​心理効果を​「プロテウス効果」と​いう.この​効果の​発生には,​アバターの​ステレオタイプに​関連した​訓練タスクが​必要と​されており,​研究ごとに​異なる​訓練タスクを​用意しなければならない.また,​訓練に​よる​プロテウス効果の​発生と​評価には,​多くの​手順を​踏む必要が​ある.​そこで​本研究では,​評価指標の​1つである​実験経済学の​ゲーム​「最後​通牒ゲーム」を​用いて,​訓練タスクと​評価タスクを​1つの​タスクで​行う方​法を​検証した.​その​結果,​最後​通牒ゲームは​訓練タスクと​して​黒人アバターの​攻撃性が​増すと​いう​先行研究を​支持し,​評価タスクと​して​黒人アバターの​承諾者役の​交渉に​特徴が​現れる​可能性を​示唆した.​この​ことから,​最後​通牒ゲームを​用いて​訓練と​評価を​統一化する​手法は​有効で​あり,​本手法は​実験設計の​負荷軽減と​研究間の​容易な​比較を​実現する​可能性が​ある.

論文情報

髙山 英里,​岡本 修飛,​大塚 拓海,​望月 崇​広,​小野 源太,​森本 浩輔,​橋浦 健太,​渡邊 恵太.​プロテウス効果の​訓練・評価簡略化の​ための​最後​通牒ゲーム利用検証. インタラクション2023論文集© 情報処理学会 2023. 454-459