遠隔で何かを操作しているとき、自然と操作者は自分が操作している対象を認識している.しかし,遠隔操作においてどのようなプロセスで操作対象を認識しているかはいまだに解明されていない.また,このようなプロセスを解明するための手段としてダミーカーソル実験が行われている.しかし,実験を行うためのシステムは実験者が独自に作成していた.そこで本研究では実験条件を変更可能なダミーカーソル実験のプラットフォームを開発し,公開する.具体的には,(1) パラメータの変更(2) 生体計測器との連携(3)ログデータの出力がプログラムの変更なしで可能となっている.
小川恭典, 相澤裕貴, 渡邊恵太. 実験者フレンドリーなダミーカーソル実験プラットフォームの開発. インタラクション2021論文集© 情報処理学会 2021.pp246-249