本研究では、オノマトペを用いた脳波制訓練手法によるVRロコモーションシステムを提案する。このシステムは、ブレイン-コンピュータインタフェース(BCI)技術を活用し、ユーザの脳波号を解析することで、バーチャル環境内(VE)の移動を制御する。ユーザは歩行の運動イメージと「テクテク」や「トコトコ」などの歩行に関連するオノマトペによる発話イメージを同時に想起することにより、VE内を歩行できる。このマルチモーダルなアプローチにより、安定した脳波パターンの生成を促進し、イメージに基づく直感的な移動操作を可能にする。本稿では、本手法の有効性を検証するため、オノマトペを用いた脳波訓練手法がユーザの歩行感覚やパフォーマンスに与える影響を調査する。
平野 怜旺, 渡邊 恵太. オノマトペを用いた脳波制御訓練手法によるVRロコモーションシステムの提案. 第29回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集 (VRSJ2024).