物理的なアクチュエータを用いずに視覚的な情報のみで質感を提示する手法として,タッチペンシルのバーチャルな影を変形させるPen Shadow Hapticsがある.しかし,この手法はオブジェクトの画像とオブジェクトの高さ情報(Height Map)を事前に手動で作成する必要があり,疑似触覚コンテンツの制作に多大な時間と専門的なスキルが必要だった.そこで本研究では,生成AIを用いて任意のテキストから疑似触覚コンテンツを自動生成するシステムShadow Haptics Generatorを提案する.本システムは,体験者が入力したテキストに基づき,生成AIがオブジェクトの画像とその形状に対応したHeight Map画像を生成する.生成した2つの画像から,自動的に疑似触覚デザインを行なうため,体験者は入力したテキストに対応する疑似的な触覚をその場で体験できる.本手法では疑似触覚デザインの制作コストを大幅に削減し,あらゆる質感をその場ですぐに体験することができる.
西郷 利基, 森本 浩輔, 渡邊 恵太. Shadow Haptics Generator: AIを用いた疑似触覚コンテンツの生成. インタラクション2026論文集, Vol. 2026, pp. 720-724.