あアラウド法における分析の手続きを標準化するガイドラインの提案と評価

概要
コンテンツ体験者に「あ」の発声で感情を表現させ,その連続的な変化を観測する「あアラウド法」がある.あアラウド法による感情の分析は,Affect Gridをもとにした快度・覚醒度の9段階評価で行う.しかし,あアラウド法の分析における教示内容は定まっておらず,分析の手続きは個人の裁量に委ねられている.そこで本研究では,思考発話法により分析者間の着眼点を比較し,分析の手続きを標準化するガイドラインを提案する.さらに,これを用いた評価によって分析者間の一致度が向上するかを検証する.その結果,ばらつきは3動画×2軸の6条件中3条件で有意に縮小したが,一致度の明確な向上は,ばらつきが最大であった1条件を除き認められなかった.
論文情報
傳田 隼稀, 藤田 のどか, 渡邊 恵太. あアラウド法における分析の手続きを標準化するガイドラインの提案と評価. エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2026論文集, Vol. 2026, pp. 210-219. 2026.