渡邊恵太研究室 Interaction Design Laboratory

DynaPin: 3Dプリンタのヘッドによる自動引き出しピンアレイを用いた動的なサポート構築

DynaPin: 3Dプリンタのヘッドによる自動引き出しピンアレイを用いた動的なサポート構築

DynaPin: 3Dプリンタのヘッドによる自動引き出しピンアレイを用いた動的なサポート構築

著者
一井 駿
渡邊 恵太
発表年

概要

熱溶解積層法3Dプリンティングに​おける​サポート材は,​材料廃棄に​伴う​コストの​増大や,​造形時間が​長くなると​いう​課題が​ある.​これに​対し,​従来の​3軸FDM 3Dプリンタよりも​複雑な​機構の​導入や,​ユーザの​介入に​よる​解決策が​提案されている.​しかし,​既存の​3Dプリンタへの​導入の​難しさや​ユーザの​負担と​いった​問題を​抱えている.​そこで​本研究では,​ヘッドが​外部オブジェクトを​用いて​支持構造(カンチレバー)を​能動的に​構築する,​DynaPinを​提案する.本手法では,​ユーザが​事前に​土台を​ベッドに​固定し,​ピンを​配置する.​造形時には,​ヘッドが​ピンを​直接引き出して​支持構造を​形成し,​その​上に​積層を​行う.​一般的な​開放型の​3Dプリンタに​専用装置を​追加する​形で​容易に​導入できる​点が​特徴である.​ピンアレイを​用いた​造形に​より,​材料と​造形時間を​削減し,​造形プロセスの​効率化と​自動化を​両立できる.さらに,​造形前の​準備に​よって,​ユーザに​よる​造形物への​物体挿入と​いう​応用​可能性が​示唆された.

論文情報

一井 駿, 渡邊 恵太. DynaPin: 3Dプリンタの​ヘッドに​よる​自動引き出しピンアレイを​用いた​動的な​サポート構築. インタラクション2026論文集, Vol. 2026, pp. 1175-1179.